生と死と恋の間で~死神?!に恋した陰キャJKの1週間~

5日目(日)の夜


キレイに片付いた部屋で、買ったばかりのスウェットを着たさくらは腕を組み、狭い自分の部屋の中をぐるぐると歩き回っていた。

『やばいやばいやばいっ!!』

1週間の期限の半分が過ぎてしまった。

『というか、土日を挟んだら、実質5日しかないじゃん!

このままじゃ負けてしまう!!』


さくらはとても焦っていた。最初は余裕で勝てると、すぐに勝負がつくと思っていたが、

5日を過ぎても、なんの手がかりもない。

考えが甘かった。はっきりと顔を覚えているわけではない。

なんとなくで雰囲気で覚えているだけだ。

『女子二人組でボブとツインテール・・・女子二人組でボブとツインテール・・・女子二人組でボブとツインテール・・・あれ???』

心の中で唱えていると、さくらはある重要なことに気が付いた。

女子は毎日同じ髪型で登校するわけではない。

『ああ、なんでこんな単純なことに気がつかなかったんだろう。』

さくらは嘆いた。

『そろそろ本気でやらないと!とりあえず、明日からはまた、二人組でボブと髪の長い二人組を見つけたら、

とにかく接触を試み、ありがとうと言うしかない。』


さくらは、目覚まし時計をいつも起きる時間より30分早くセットした。