ずっと高校生なんて学校なんてって思ってきた。
高校生ブランドって言葉は充実してる人にのみに適応する言葉だと思ってきた。
だからそんな言葉は私には絶対当てはまらないと思っていた。
悪い現実をいい方へ変えることなんてできないと思っていた。
それにこんな私のことなんて好きになってくれる人なんていないと思ってた。
でもそれで良かった、それが良かったはずだった。
でも、この人ならって思える人に出会えた。
けして人生の中の貴重な3年間 無駄だと思っていた学生という期間はけして無駄じゃなかった。
お兄ちゃんを死に追いやった原因の場所
その場所は私も嫌いな場所だった。
けして好きになることのない場所で好きになってはいけない場所だった。
それが学校という場所だった。
それなのに気がついたときには学校に行くのが楽しみになっていた。
学校に行くまでの通学路
今までは自分の行きたくないところへ行くために無理やり歩いてる道だった。
でも、先輩に会って仲良くなるうちに自分で好んでその道を歩くようになった。
学校がない日が無性に嫌だった。
学校という場所は今も好きにはなれないけど、先輩がいるなら少しだけ好きになれるかもしれない
そうに思っている自分がいた。
悪い現状も変えようとしなかったから、変えられなかったのかもしれない
[私には無理 こんな現状を変えることはできない]
そうに決めつけて無意識のうちに、変えることを諦めていた。
でも、無理なことなんてなかった。
人は人と出会うことで変われる
無駄な人間関係なんてない
気持ちは口にしないと伝えることができない。
誰も超能力者じゃないから言わなくても伝わるなんて思っちゃいけない。
悪い現実も変えようと思えば変えることができる。
本気で変えたいと思う人は、変えるために行動する。
どれも私は先輩から教えてもらった。
今日も私は見慣れた通学路を歩いて、通学して行く。
私を絶望的な真っ暗な世界から救い出してくれた大好きな先輩に会いにいくために。