「あたしもシンが好き」

海月が答えると、

「ぃやった~!!」

心太は嬉しそうに笑い、

「きゃっ、ちょっと…」

海月を抱きしめた。

「ケッ、ラブラブバカッポーめ」

歩叶は心無い言葉を吐きながらも、なんだか嬉しそうだ。

そうして海月は、高校2年の秋、心太と付き合った‐。