‐数日後。

『みっちゃん、好きだよ』

心太からのラインを見て、心月はため息をついた。

…あの日から心太は、まるで気を遣うようにやたらと心月に『好き』と言うようになった。

『わかってるよ…』

『…なんか冷たくない?』

心太からのラインにまたため息をつく。

その日から、心月は心太からの連絡を無視した。

それでもしつこいくらい心太からのラインの嵐に、重く感じて、

『もう無理…。
別れたい』

心月は心太の手を離した…。

自分から振ったくせに、しばらく心月は引きづった…。