たくさんの……恵宛のコメントが書かれていた。
「バンッ」
音がして振り返ると、恵がドアを開けて走って行くのが見えた。
「待て……」
「来ないで!」
オレ達が声をかけたが、恵は金切り声を出して叫んだ。
その様子に、オレ達は固まった。
いや、他にも理由がある。
1つ目は、こんな恵を見たことがなかったこと。
2つ目は……。
恵の首の後ろに、ティッシュとセロハンテープで固定されていた所を発見したこと。
そこに……血が滲み出ていた。
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