いつもよりドスのきいた声を出した、まこ先生。

 7人は黙って下を向きながら、まこ先生について行った。

 先生と彼らがいなくなった後も、クラスのざわつきは止まらなかった。

 私だけは、クラスの人達みたいに悲鳴を出すことができなかった。

 ただ呆然と、さっきの出来事を思い返した。



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