「あぁ、同じ班の人達か。まぁ、これからよろしく」
なぜか、皮肉っぽい笑みを浮かべた颯人くん。
そのせいで、みんなは見たことないくらい目をして、颯人くんを睨んだ。
み、みんなどうしちゃったの!?
困惑していると、ガラガラッとドアが開く音がした。
「みなさん、席に着いてください」
先生が教室に入って来て、呼びかけた。
みんなは睨み合いながらも、大人しく席に着いた。
はぁ、先生のおかげで助かったよ。
それにしても、スラリとした体型。
モデル顔負けの整った顔といい、すっごく美人な先生だな。
先生は教卓の前に着くと、教室全体を見渡した。
「おはようございます。今日からみなさんの担任を務めさせていただきます。石川 誠(いしかわ まこと)と言います。担当教科は数学です。気軽に、まこ先生とでも呼んでください。1年間、よろしくお願いします」
まこ先生か……。
話しやすそうな先生だな。
「まこせんせーーーい!」
明るい声を出したのは……一加ちゃん!?
さっきまでの怒りはどこへやら。
ニコニコしながら先生と話してる。
切り替えが早い!
尊敬する!!!



