確かに気になる!

 どこのクラスになるんだろう。



「それじゃあ、行こうか」



 累くんが仕切って、私達は歩き出した。

 桜の花びらが舞って、暖かい風が、頬を撫でる。

 これからこの7人で、一緒に通う新しい道。

 新しい学校生活、一体どんな楽しいことが待っているのかな?



         ***



「「「「「「「わぁ」」」」」」」



 私達は学校に来た瞬間、驚きでつい声が漏れた。

 夢織学園は、建てられてまだ新しい。

 だから校舎全体がすっごくきれい!

 しかも、迷子になりそうな程、ものすごく広い。

 だから毎年、校門の前で先生が新入生に地図を配っているらしいの。

 いくらなんでも地図は必要かな?って思ってたんだけど、この大きさだと確かに地図があった方が便利かもしれない。



「ホントにすげぇな、この学校」



 俊くんがため息混じりに驚いている。

 それに続いて、みんなもため息をする。

 だけど私は、みんなに自分の嬉しさを伝えたかった。



「大きい学校って憧れちゃうよ!だって、いろんなことができそうじゃない?」