「さっすが、いらない男はバッサリ切り捨てる女」

「そうかもね」

透吾はいらない男なんかじゃない、ただ-------------。



⚪︎

「志保ちゃん、次、その角を曲がったとこにある赤い屋根の一軒家に住んでるおばあさん」

「はい。寿命は?」

「明日の12時35分」