あなたは私に愛をくれる。だけど私はあなたを振る。

でも、だからと言って透吾が天使じゃないと意味がない。

やっぱり、無理なのかな……?

まあ、今考えてもしょうがないか……もう寝よう。

部屋の電気を消してベットにもぐる。

窓からは、真っ黒なキャンパスに黄色の絵の具が散りばめられたような夜空が広がっていた。