あなたは私に愛をくれる。だけど私はあなたを振る。

時計を見ると、もう3時を回っていた。

ーいえ、お話を来てよかったですー

「死神さんは優しいのね。最後に名前を教えてもらえないかしら?」

ー……未賀二志保ですー

私は仮面をとる。

「まあ。あなた、とっても可愛らしいわね。本当に大人?」

「いえ、高校生です。死神の人数が減ってきてしまっているので、私も助っ人として現場に出てるんです」

「大変ねぇ。これからも頑張ってね、志保ちゃん」