平凡で変わらない毎日が崩壊し始めました。



 みんなの自己紹介が終わったタイミングでお料理が運ばれてきた。

 運ばれて来たお料理はどれも美味しそうでいい匂いがする。

 凄い……!

 どれも彩りがいいし、形も星とか花とか可愛い!

 食べるのがもったいないぐらい……!



「料理も運ばれてきたし、食べながらお話しようか。」

 そう言って優樹さんはお箸を持ち、「いただきます。」とご飯を食べ始めた。

 みんなも食べ始めた。

 ……お、おいしい!!

 どうやって作ってるんだろう?食感も面白い!!

「翠ちゃん、美味しい?」

 優樹さんがとても、ニコニコしながら聞いてきた。

 急に話しかけられて驚き半分嬉しかった。

「はい!とっても美味しいです!」
 
 今まで食べて来た料理の中でも上位に入る美味しさだ。

「本当?良かった。
 翠ちゃんは茜さんから聞いてたとおり何でも美味しそうに食べるね。」

 恥ずかしい……。そんなに顔に出てたかな?

 「葵、さっき空桜くんのこと知ってそうだったけどお友達なの?」

 お母さんが葵に尋ねた。

 そのこと、私も気になってた。

 ナイス、お母さん!