平凡で変わらない毎日が崩壊し始めました。


  ーガラッ

 部屋の襖が開いた。

 それと同時にスーツを着た身長の高い男性が入って来た。

 髪の毛はしっかりセットされ、スーツも乱れひとつない。

 ただ、ニコニコと優しい表情を浮かべており堅苦しさは感じない。

 この人が優樹さん、か。

 お母さんが優しい、優しいと何回も言う理由が分かった。

 とても優しそうだ。

 と、思った矢先優樹さんの後に続いて男の子が3人入って来た。


 ……………………どなた!?

 突然すぎて脳がフリーズしていた。

 え、もしかして優樹さんの息子さん!?

 聞いてないんだけど、お母さん……!