それはまだ雪の残る寒い冬の頃

空気のとても澄んだ
凛とした2月の真夜中午前0時の夜だった。
メッセージをやりとりするとある1つのソーシャル・ネットワーク。
ボクは普段主に昼間ここを利用していたが
この時間初めて電話が鳴るのを待っていた。そこへ不意にキミからの着信…
いつものように何気なく受話器をとったボク。受話器の向こうからは、年齢の割には驚くほど若く、とても穏やかでどこか頼りなく、今にも消えてしまいそうな
…そう、例えて言うのなら少しでも触れればすぐに消えてしまうシャボン玉。
恥ずかしそうに はにかむ、初めて聴くとても儚いキミの声はボクの心を一瞬にして虜にしてしまったよね…
これから二人にどんな運命が待ち受けていようとは知らずに…