「いらない。そういうの誤解しちゃうから」

「誤解じゃないよ!私、凪くんが好きなの!」

「……は?」

言った、ついに言ってしまった…。

長年溜め込んできた想いを、ついに……。

凪くんの顔を見れなくて、顔を下げる。

すると、私は凪くんの匂いで包まれた。

「え……?な、凪くん?」