私の視界はどんどん地面しか映さなくなっていく。

「先輩。嫌われてるか嫌われてないかは告白しない理由になりません」

「……」

「それに、私が今好きな人は私のこと100%嫌ってます」

「え……?それなのに好きなの……?」

「はい!大好きです!だから先輩も、頑張ってください。私が言うのもなんですけど、応援してますから!」

「で、でも……」

「大丈夫です!当たって砕けろ、ですよ!あ、砕けちゃダメか」