恋する女の子はかっこいい

「あ、赤ペン⁉︎クラスの人に借りたらいいのに。わざわざ3年の教室に来るなんて」

そういいながらも、私は凪くんが頼ってくれたのが嬉しくて、急いで赤ペンを探す。

「あ、私も赤ペン忘れてた」

あぁ……凪くんに私のペン、貸したかったな……。

っていうか、3年の教室まできたってことは赤ペンを借りれるの、私しかいなかったってことだよね⁉︎

どうしよう、凪くん困っちゃうんじゃ……。

「潮木さん、俺の赤ペン貸していいよ」

「本当⁉︎助かる!ありがとう」