私のアイドルはあなただけ

リーダの律くんに促されて部屋に入る。

今度は全員の動きが完全に止まっていて、目線が全て私に降り注いでいた。

う、気まずい……。

「今日からみなさんのマネージャーになります、宮野莉子です」

「莉子ちゃんか、よろしくね?僕はリーダーの五十嵐律です」

私の前に立って丁寧に挨拶してくれる律くん。

「俺は三室陽一。君も俺のこと好きになる?」

「あ、結構です」