私のアイドルはあなただけ

……っ、私、マネージャーでいていいんだ……。

「本当に、私でいいの……?」

「お前じゃなきゃダメなんだよ。あの飯も食えなくなるし……」

「え?ご飯?」

「いや、それだけじゃないけど……悪い、俺、自分の気持ち伝えるの苦手だから」

えっ……かわいい……。

私の目の前には、あのツンツンの冬馬じゃなく、照れて顔が赤くなってる冬馬がいた。

「おーい!莉子ちゃん!」