私のアイドルはあなただけ

「聞くわ」

「ありがとうございます。僕らのマネージャーが学園の敷地から出てしまったみたいで……」

「それならセンサーが反応するはずだけど……」

そう言いながらそばにあったパソコンで学園の防犯カメラのセキュリティにアクセスする学園長。

「本当みたいね……」

「莉子、学園から出てましたか?」

「ええ、ばっちり」

学園長は、俺たちにパソコンの画面をむけてくれた。