私のアイドルはあなただけ

「まさか……」

陽一くんが信じたくないと言った顔で恐る恐る訪ねてくる。

「ほんっとうにごめんなさい!寮に置いてきてしまったみたいです!」

「「「「まじか……」」」」

仲が悪いはずなのに、私がマネージャーになってからメンバーの声がよく揃うようになったな……。

まあ、全部私のせいなんだけど……。

「あれ?陽一たち、衣装ないの?」

「げ、丈」