私は素早く腰まである髪をいつものようにポニーテールにして、台所に向かう。

冷蔵庫を確認すると、卵とソーセージと炊かれているご飯があった。

よし、これならどうにかなりそう。

早速料理に取りかかる。

                            ***

「いいにおい……」

「なになに?」

「相変わらずすごいね、莉子ちゃん」