「はい」

早速二階に上がって自分の部屋に入ってみる。

「意外とひろいんだな……」

教室の半分くらいの大きさの部屋だった。

あ、お母さんに寮のこと言わないと。

プルルルルー

『どうしたの、莉子』

「あのね、この学園全寮制だったんだ」