私のアイドルはあなただけ

冬馬はファンに向かって深く頭を下げていた。

あ……。

会場が、冬馬のメンカラの青色に染まっていた。

『……冬馬のこと信じてるよー!』

『その人優しすぎ!』

『誰にだって幸せになる権利はあるよ!』

ファンのみんなの温かい言葉と共に。

「よかったね……冬馬っ……」