私のアイドルはあなただけ

「莉子……」

「……宮野さん。あなたは最近急速にマネージャーの力をつけてきている。そこは認めているわ」

学園長の言葉が聞こえて、ゆっくりと顔を上げる。

「でも、こうなってしまっては私にもどうにもできないの。……あなたたちは付き合っているのね?」

「……はい」

私がそう答えるのを見て、学園長は深いため息をつく。

「宮野さん、あなたには退学してもらいます」

……っ!