私のアイドルはあなただけ

……私の、せいだ……。

私があの時、調子に乗って手なんか繋いだから。

ううん。

そもそも斗真と付き合ったのが間違いだったんだよ。

冬馬にはたくさんのファンたちがいて、私はただのマネージャー。

叶うわけがなかったんだ……。

「……すみませんでした」

私は頭を下げて学園長に謝る。