私のアイドルはあなただけ

「だってっ……私が陽一くんの体調が悪いのに気づかなかったからっ……」

「莉子のせいじゃないよ……」

そう言って私の頬を撫でてくれる陽一くん。

「でも……」

「俺、元々体弱いからさ」

え……?

「そう、なの……?」

「うん。まあもうほとんど良くなってきてるんだけどね」