私のアイドルはあなただけ

「そ、そうだよね」

その後、陽一くんが来るのを待ったけど、五分、十分待ってもやってこない。

「ね、ねえ……陽一くん、何かあったんじゃ」

「ああ、流石にこんなに遅いのはあり得ない…探しにいくか」

私たちはいま来た道を戻って陽一くんを探していく。

「陽一!いたら返事しろー!」

「陽一くん!」

「あ、あれ!」