私のアイドルはあなただけ

そのまま二人を待つこと三分。

ゆうくんが走ってきているのが見えた。

「ゆうくん、お疲れ様!」

私はあらかじめ買っておいた水をゆうくんに手渡す。

「ありがとうっ……そういえば、陽一まだなんだね」

「「「え?」」」

「え?だって走ってる時見かけなかったし……」

「ま、まあ一番後ろだったってことだろ」