冬馬が私の肩の頭を乗せてきて、私は過剰に反応してしまう。

「ちょっとだけ……」

いつもならニヤニヤ笑っているけど、今は少し辛そう。

「お疲れ様……」

私は冬馬の頭をよしよしと撫でる。

「俺、やっぱり莉子のこと好きだ……」

「どうしたの急に!」

「いや、今日のことがあって付き合うのはやっぱり無理なのかなって思ったけど