私のアイドルはあなただけ

『これを見て信じてくれない人がほとんどだとは思いますが、信じてくれる人は

信じてくれると信じています。だって僕達、いや、俺たちのファンなんでしょ?』

冬馬はそう言いながらカメラに向かってウィンクする。

そこで、冬馬の出る番組が終わった。

「いや〜、これで上手くいくのかな〜」

「いかないと困るでしょ」

「冬馬のことだし大丈夫でしょ」

そう、これはある作戦の真っ最中。