「私、できるだけ早く記憶が戻るように頑張るから、しばらくここにおいてください」
消え入るような小さな声でつぶやく。
彼女を抱きしめたいとゆう気持ちが心に溢れたけど、
そんなことしたら壊れてしまいそうなくらい彼女はキレイ過ぎて。
「無理に思い出そうとしなくていいよ。君の気の済むまでここにいたらいいよ」
‥なんて、
映画のセリフにありそうな気持ち悪い言葉しか出てこなかった。
ありがとう、
ってつぶやいて笑う彼女がかわいくて仕方なくて。
彼女が隣の部屋にいると思うと、俺はその夜一睡もできなかった。
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