これは、私の妄想かも知れない。
部活で疲れていただけかも知れない。
寒さで幻覚を見ただけかも知れない。
でも、恐怖は本物だった。
本当に、怖かった。
辿々しい文章で話していて、すまない。
だけど、うまく伝えることはできない。
ただ、分かるのは、怖かった。
それと、「ありがとう」の、フレーズ。
どういう意味だったのか、いまだにわからない。
あれから、異形のモノには、一度も会っていない。
なぜか、恐怖を私に残したまま、あの体験はリアリティがなくなっていく。
それが怖くて、私は、この場を借りて、この体験談を書いている。
私の記憶が薄れないうちに、書き残しておこう。
今となっては、記憶があやふやだ。
でも、怖かったんだ。
感想ノートで、皆さんの意見を求めている。
なんだったのだろう、あの異形のモノは。
今となっては…。