小鳥の囀りが聞こえる中、キングサイズの大きなベッドの中で、レース素材の真っ白な可愛らしいネグリジェを着せられた私、ミラ・ドランはその可愛らしい歌声で目を覚ます。

カーテンの隙間から差し込む光が、外がいい天気なのだと教えてくれる。朝の空気はどこか澄んでいて、とっても好き。窓を開けて、朝の空気を思い切り吸い込みながら体を伸ばすのが私のモーニングルーティンの一つ。ーーーなんだけど。

私の体には男性のたくましい腕が回されて、ベッドから動くことができない。そして、私が足を少し動かすたびにジャラリと足につけられた鎖が音を立てる。

「んんっ……」

私を抱き締めている男性ーーールーカス・ブルーさんが私をさらに強く抱き締め、耳にキスを落とす。びくりと体を震わせた後、私はルーカスさんの腕を掴んだ。

「ルーカスさん、起きてます?」

「うん、少し前から。おはよう」

先ほどの眠そうな声が嘘のように、どこか甘ったるい声でルーカスさんは言う。腕が離され、私はようやく体を動かすことができた。