私の人生を変えてくれた人 3 前編


「雄斗…?
 どうしたの?
 そんなに怖い顔して」

「香音…これは痛くない?」

そう言って雄斗は私の手をつねった

「別に痛くないよ?
 雄斗、力入れてないんじゃないの?」

「……………」

雄斗は黙り込んでしまった

本当にどうしたの…?
私、何かした…?

「ねぇ雄斗…?
 私、何かした?」

「………………」

「雄斗!
 何か言ってよ…!」

「………香音、本当にさっきの痛くなかったんだよな?」