私の人生を変えてくれた人 3 前編


「だってそれは緊急事態じゃん……」

「安部先生も同じでしょ」

「香音……寝ぼけて安部先生と俺を勘違いしないでよ?」

「…………うん」

「間違っても抱きついたりキスしたりするなよ?」

「そんなことしないよ!」

「めちゃくちゃ心配なんだけど…」

「多分大丈夫!」

「多分って何だよ…
 うわぁ……何で異動しちゃったんだろ…」

「今さらそれを言っても……」

「そうなんだよな…
 香音…本当に気をつけろよ?
 いくら雰囲気が似てるとはいえ安部先生は俺じゃないからな…?」