「その……安部先生のことか…?」 「うん……過呼吸起こした時さ…誰か分からなかったけど少し安心できたんだ… 私が嫌なことはしなかった……だから…信じてみてもいいのかなって思うけど……」 「けど、信じるのが怖い?」 「うん…」 「俺はさ、その先生に会ったことはないけど香音が少しでも安心できたなら信じてみてもいいんじゃないかな? 関口先生も良い先生って言ってるなら大丈夫だと思うよ」