~香音目線~

「香音、本当に大丈夫か?」

車に乗ると雄斗がそう聞いてきた

「大丈夫だよ
 さっきはごめんね
 せっかく来てくれたのに寝ちゃってて…」

「全然いいよ
 幸輝と話せて楽しかったから」

「それなら良かった!」

「香音…寝ててもいいからね?
 疲れてるだろうし……着いたら起こしてあげるから」

「分かった…」

そして私は再び眠りに入った