ごめんなさい…
それだけ話したくないんだよ

でもそんなことは言えずに下を向いた

それよりも頭が痛い
どこかで休みたい

「岩本、どうした?」

何も言わない私に不思議に思ったのだろう
今度は優しい口調だった

「おーい
 聞いてる?」

そろそろ言わないと無理そうな雰囲気だな…
隠し通したかったけど無理か…

「先生…」

「ん
 どうした?」

「頭痛い…」

「…………っ!
 お前早くそれ言えよ」