「そう言ってだんだん食べなくなるんだよ…」

そう言って関口先生は黙ってしまった

私は触れてはいけないことに触れてしまったみたい…
多分死んでしまったあの子がそうだったのかな…

「関口先生…?
 牛乳だけ飲みます…」

「本当…?」

「飲まなくていいなら飲みたくないけど…」

「飲んで!
 少しでもいいから何か胃に入れよ!」

「分かりました…」

「よし!
 じゃあ戻ろっか!」

「はい!」