私の人生を変えてくれた人 3 前編


「そんなに謝らなくていいよ」

「だって……関口先生の思いもしらずに…安部先生のことを拒否した……」

「………聞いてたの?」

「ごめんなさい
 聞こえちゃった…」

「そっか…
 ごめんね…辛いこと聞かせて」

「いえ…本当にその通りだと思ったから…
 下山先生が異動したから関口先生もその可能性あるもんね…」

「うん…
 ないとは言いきれない
 もちろんここに残るって可能性もあるからね」

「残ったとしても……私の担任になるかどうかも分からないよね…」