「………声が……聞こえて………」 「声?」 「あの時の声……入院していた時の…」 「…………っ!」 「それで……思い出したくないことがいっきによみがえってきて……怖くて……」 「香音もういいよ それ以上言わなくていいから」 「雄斗……」 「怖かったな… 辛かったな… ごめんな……側にいてやれなくて…」 「雄斗は悪くないよ…」 「香音、頑張ったな! 戻ってきてくれてありがとう」