私の人生を変えてくれた人 3 前編


そして唇に柔らかいものが触れた
でもそれは一瞬だった

「…香音嫌じゃない?」

「嫌じゃない
 だからもっと……」

そう言うともう一度触れてくれた
今度は長く
さっきの一瞬とは比べものにならないくらい…

私も離れたくなくて雄斗の腰に手を回した

そして唇を割って何かが入ってくる

それに応えるように私も絡め合わせた

しばらくその状態が続いた

そして私の呼吸が苦しくなる頃に離れた