ピクッ 香音の瞼が少し動いた そして目を開けた 「香音…!」 「雄斗…ごめんね…」 「いいんだよ…! 戻ってきてくれて良かった…」 「………やっぱり雄斗がいないとね… 雄斗がいない世界なんて嫌だもん」 「香音…! 俺もだよ 俺も香音がいない世界なんて嫌だよ」 「雄斗…」 「香音…本当に良かった…」 「ありがとう、助けてくれて」 「お前のことは何度だって助けてやるよ」 「頼りにしてるよ!」