「そんなこと言うなよ…!
 俺はもっと…!
 たくさん香音としたいことがあるんだよ…!」

「雄斗…」

「そんなにそっちにいたいのかよ…
 さっき助けてって言ったじゃん…!」

「……………」

「本当にそっちにいたいのか…?
 俺がいなくてもいいのか…?
 俺は…香音がいないとダメだよ…」

「ゆう…と…」

「だから戻ってきて……」

そう言って触れるだけのキスをした