少しして ピクッ 香音の手が動いた 「香音?」 そして目が開いた 「香音! 大丈夫か?」 「………………」 「香音…? どうした?」 「…………」 「どうしたんだよ… 何か言ってくれよ…!」 そう言って香音の肩へ手をのばしたが… 「いやっ!」 そう言って振り払われてしまった 「香音…?」 「……ごめんなさい………ごめんなさい……ごめんなさい…ごめんなさい、ごめんなさい」