「そんなに?」
「はい」
「じゃあそれくらい傷が深いのか…」
「アハハ…」
「気づかなくてごめんね…
辛かったよね…」
「先生は悪くないです
それに切り始めたころから部活も休み始めたので気づかなくて当然です」
「そっか…
岩本は一人で抱え込みすぎだよ…
関口先生、心配してたよ?」
「そうなんですか…」
「うん
岩本が倒れる度に様子見に行ってたし、他の生徒よりも岩本のことを良く見てた
だから傷にも気づけたんじゃないかな…?」
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