私の人生を変えてくれた人 3 前編


「気にしなくていいよ
 一応、傷の消毒寝ている間にやったから」

手首を見ると包帯が巻かれていた

「ありがとうございます…」

「うん
 香音って門限何時?」

「7時ですけど…連絡すればもう少し遅くなっても大丈夫です」

「そっか…
 7時ならそろそろ帰らないとだけど…」

「えっ!?
 今、何時ですか!?」

「5時半
 ここから香音の家まで1時間くらいかかるからそろそろ帰らないとだけど…」