「………」 「だから…香音の苦しみを見せて… 今まで耐えてきた分、俺にぶつけて… こんなことした俺を怒って…」 「怒れるわけないじゃん…」 「香音…」 「だから…甘えていい…? 今まで頑張った分、先生に甘えたい」 「そんなの…いいに決まってるだろ…」 「先生…見ていいよ… でも…手首は酷いからね…?」 「分かった… ありがとう じゃあ見るな」 そう言って絆創膏をはがし始めた