「雄斗……離れないで… 離れたくないよ…」 「俺もだよ… 香音と離れたくない でもごめんな…」 「雄斗…」 そこから先生は何も言わずに泣いてる私をずっと抱きしめてくれた しばらくして 「先生…ごめん」 「ん? 謝らなくていいんだよ」 「先生…」 「名前で呼んでよ さっき呼んでくれたじゃん」 「だって…」 「先生って呼ばれるとね… 教師として接しなければいけない気がするから… 俺は今、教師としてじゃなく一人の男として香音と過ごしたいんだよ」